日本トライボロジー学会の会員提案研究会(旧第3種研究会)である機能性コーティングの最適設計技術研究会(主査:上坂 裕之 氏,岐阜大学)は,2017年10月13日(金),神奈川県立産業技術総合研究所(神奈川県海老名市)にて2017年度第10期 第1回(通算第13回)となる研究会を開催した。
同研究会は,CNx,DLC等の硬質炭素系皮膜や二硫化モリブデン等の固体潤滑皮膜を実用化する上で重要な,コーティングの最適設計技術の向上を目指し,幅広い分野の研究者,技術者による話題提供や討論を行っている。
今年度第1回となる今回は,主査の上坂 裕之 氏(岐阜大学)の挨拶の後,前主査である元 神奈川県立産業技術研究所(現 Kano Consulting Office)の加納 眞 氏による「DLC潤滑下の超潤滑現象と摩耗;Scientific Reportsの概略とSRV試験でのDLC摩耗に及ぼすストロークの影響」,東京大学の野坂 正隆 氏による「DLC膜におけるFriction Fade Out(FFO)現象の新展開」の2件の話題提供と神奈川県立産業技術研究所の研究概要やトライボロジー関連装置,成膜や分析装置などの見学を行った。(’17 11/1)
ナノコート・ティーエス,本社とトライボロジーラボを移転
ナノコート・ティーエスは,HFEグループ会社の再編に伴い,本社およびトライボロジーラボを同社石川事業所内に移転する。