アジレント・テクノロジーは,食の安全や環境分析向けにトリプル四重極質量分析計「Agilent 6495B トリプル四重極LC/MSシステム」(写真1),バイオ医薬品研究向けに四重極飛行時間型質量分析計「Agilent 6545XT AdvanceBio LC/Q-TOFシステム」(写真2)を発売した。
「6495B」は,ペプチド定量,食の安全,環境分析,臨床研究,法医学などのアプリケーション向けに,高感度と精度を実現したトリプル四重極LC/MSシステム。従来機から質量範囲,スキャンスピード,極性切り替えを改善し,複雑なマトリックスのサンプルでも,目的の化合物をより正確に分析することが可能。装置の真空を破らずにキャピラリを迅速かつ簡単に取り外すことができるゲートバルブを新たに搭載することで,稼働時間および生産性を向上した。可動部品を減らしたことで消耗や微粒子の発生を最小限に抑え,メンテナンスの頻度を抑制する。
「6545XT」は,高速液体クロマトグラフ,堅牢性に優れた四重極飛行時間型質量分析計(Q-TOF),データ解析ソフトウェアから構成。研究用途に適したシステムで,バイオ医薬品の分析に適しており,生体分子の構造や機能を効率的に評価でき,医薬品の開発期間短縮につなげることができる。(’17 3/29)
NTN,工作機械向け「高速サーボモーター用深溝玉軸受」を開発
NTNは,工作機械の主軸の駆動部位に使用される工作機械向けサーボモーター用軸受として,高速回転対応と低振動化を実現した「高速ターボモーター用深溝玉軸受」を開発した。