日揮と日本電気(NEC)は,AI(人工知能)・IoT(モノのインターネット)を活用した,プラント運転データ解析サービス提供に関する協業を開始した。
同協業は,2016年11月に両社間で締結した覚書により,石油精製,化学,LNG(液化天然ガス)・ガス,発電,資源開発分野などにおけるプラント運転異常の予兆を検知するシステムの構築とサービス提携を共同で行う。
近年,国内外のエネルギー・化学業界では,先進国ではプラントの長寿命化,プラント運転員の高齢化が進む中で,プラントの安定・安全運転を維持しつつ,メンテナンスコストを含めた運転コストをいかに低減するか,新興国では熟練のプラント運転員の確保が困難な状況でいかに安定・安全運転を維持し効率的なプラント操業を行うか,が喫緊の課題となっており,プラント操業におけるAI・IoTの活用が期待されている。
両社が共同で提供するプラント運転データ解析サービスは,両社がこれまで単独で提供してきたサービスに比べて,プラント全体にわたる広範囲の運転データを対象とした解析,異常予兆の解析時間の短縮が可能となるほか,異常予兆の因果関係をリアルタイムで特定し,トラブルの予防,未然防止の機械化,自動化に大きく貢献する。(’17 3/29)
第35回「テクスチャリング表面のトライボロジー研究会」開催される
日本トライボロジー学会会員提案研究会(旧第3種研究会)の「テクスチャリング表面のトライボロジー研究会」(主査:佐々木 信也 氏,東京理科大学 教授)は2025年3月14日(金),東京理科大学 葛飾キャンパス(東京都葛飾区)およびオンラインのハイブリッド形式で第35回研究会を開催した。