2021年8月11日

ジェイテクト,鉄鋼圧延設備用軸受荷重センシング技術を開発

アーステック
メンテナンス・レジリエンスTOKYO 2025
'25 7/23~25
メンテナンス・レジリエンスTOKYO2025
出展者募集中!

ジェイテクトは,鉄鋼圧延設備における軸受荷重センシング技術を開発した。正確な設備状態の”見える化”と“壊れない軸受”の提案を実現し,設備の健全化と生産性の向上に貢献していく。

鉄鋼圧延設備の設備管理は,温度や振動変化の傾向を一定期間管理し,過去の経験に基づく健全化対応が主流であった。同技術は,センシング軸受をロールに組み込み,ロールを圧延設備に取付けて軸受荷重を2~3時間で直接測定する。測定したデータを分析し,設備の状態をより早く正確に把握することで,軸受を通じた設備健全性の見える化,過酷な負荷条件における信頼性の高い設備改修,軸受破損原因の推定と最適設計により壊れない軸受提案を可能にした。同技術を用いた設備健全化については,既に実際の生産現場において提案を始めている。

今後は,ワイヤレス化によるセンシング軸受組付けの簡易化や,自己発電等を利用した長時間測定への対応を検討している。(’21 8/11)

Related Posts

「第22回評価・診断に関するシンポジウム」が開催される

「第22回評価・診断に関するシンポジウム」が開催される

2024年12月2日(月)~3日(火)の2日間,日本機械学会 機械力学・計測制御部門は,日本設備管理学会,日本トライボロジー学会との共催で「第22回評価・診断に関するシンポジウム」(組織委員長:川合 忠雄 氏(大阪公立大学),実行委員長:金森 啓祐 氏(三井化学))をアプラたかいし(大阪府高石市)で開催した。

Share This