2021年7月21日

イグスが168のモーションプラスチックを新提案

アーステック
メンテナンス・レジリエンスTOKYO 2025
'25 7/23~25
メンテナンス・レジリエンスTOKYO2025
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モーション・プラスチックカンパニーのイグス(ドイツ)は,2021年に168のモーションプラスチックを新提案することを発表した。

2021年6月28日イグス本社(ドイツ・ケルン)でプレス向けイベントをオンラインで開催し,建設機械や農業機械などの耐摩耗性に優れた高荷重用途向けすべり軸受「イグリデュールTX2すべり軸受」やロボットのワークスペース内のループ形成防止,省スペースで設置可能な3次元動作用ケーブル保護管エナジーチェーン「トライフレックスR TRX」を開発中であることなど新開発商品を紹介した。

イグリデュールTX2すべり軸受-イグス
イグリデュールTX2すべり軸受
トライフレックスR TRX-イグス
トライフレックスR TRX

冒頭のあいさつでフランク・ブラーゼCEOは,コロナ過にあってもイノベーションを加速し,デジタル化,供給体制の整備,リモートコンサルティングへの投資により2020年はグループ全体でオンライン販売が30%増加した。2021年はこれまでで最多となる168以上の新提案品や製品ラインアップを拡大すると語った。

フランク・ブラーゼCEO-イグス
フランク・ブラーゼCEO

同社では,潤滑剤を使わないプラスチック製品が使用時の環境への影響が少ないことに加え,これらの製品をカーボンニュートラルな方法で生産し,使用後はリサイクルすることを使命の一つとしている。ケルンで現在建設中の新工場棟では,温室効果ガス排出量を削減するため最新技術によるエネルギーの節約や静音設計の射出成型機を導入している。また,「チェーンジリサイクルプログラム」による使用済みの樹脂製ケーブル保護管を回収・リサイクルする取り組みや,ケミカルリサイクルの推進に注力しプラスチック廃棄物のオイルへの還元に取り組むMura Technology社への投資を継続している。更にはドイツで盛んな若者の職業訓練制度の支援として,訓練生に経営を学ぶ目的で同社で廃棄処分となる中古パソコンやモニターを回収し,訓練生が整備した中古パソコンをイグス社員やその家族などへ販売をする活動,工場施設からのCO2排出量の削減に対する活動などを紹介した。

今後開発商品はiFデザイン賞を受賞したフィジカルとバーチャルを融合させたイグス独自の展示会(https://www.igus.co.jp/info/news-2021-overview)なども通じてオンライン販売を強化していく。(’21 7/21)

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