経済産業省 資源エネルギー庁は,2021~2025年度石油製品需要見通しをまとめた。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による影響については,内閣府発表の経済見通しをベースに各油種への個別の影響についても考慮している。また,カーボンニュートラルに向けた動きについても個別に考慮している。
燃料油(電力用重油を除く)需要見通しは,2021~2025年度の年平均では1.5%減,全体では5.7%減で,2025年度は1億4,382万1,000kLの見込み。2021年度の需要見通しは,前年度比2.1%増の1億5,249万7,000kLと見込んでいる。うちガソリンは同3.4%増の4,642万7,000kL,ナフサは同1.0%増の4,055万kL,ジェット燃料は同44.5%増の425万5,000kL,灯油は同4.1%減の1,397万8,000kL,軽油は同2.9%増の3,260万7,000kL,A重油は同2.4%減の999万4,000kL,一般用B・C重油は同2.6%減の468万6,000kLと予測している。
液化石油ガス需要見通し(電力用を除く)は,2021~2025年度の年平均では0.6%増,全体では2.5%増で,2025年度は1,396万2,000tと見込んでいる。2021年度の需要見通しは,前年度比8.7%増の1,361万8,000tの見込み。(’21 5/19)