ENEOSは,東京都交通局が公募型プロポーザル方式で実施した「多摩川第一発電所外2か所の水力発電所で発電する電気の売却先選定」で採択され,東京都交通局が保有する多摩川水系の3水力発電所(多摩川第一発電所,多摩川第三発電所,白丸発電所)から発電された地産地消の再生可能エネルギーを販売することを発表した。
水力発電は,水量と高低差が持つエネルギーで水車を回転させ,水車に直結した発電機を回転させて発電するもので,太陽光や風力などの発電が気象条件に左右される再生可能エネルギーに比べ,発電量をコントロールすることができることに加え,安定的に発電できるメリットがある。
同社は,東京都内の業務用高圧需要家を対象として,水力発電所由来の電気を活用した再生可能エネルギーメニューを新設し,2021年度から3年間,合計約3億kWhの販売を目指す。(’21 2/17)