潤滑油協会は,2021年2月10日(水),「潤滑油製造業地方研修会」(資源エネルギー庁補助事業)をオンラインで開催し,57名が参加した。
同研修会は,資源エネルギー庁の支援のもと,潤滑油の品質確保事業等への支援事業(補助事業)の一環として,潤滑油技術等に携わる人材を育成するために必要な潤滑油関連情報を提供することを目的に開催されている。例年,横浜,名古屋,神戸で開催されているが,今年度は新型コロナウイルスの感染拡大の情勢を鑑みてオンライン開催となった。
当日は,潤滑油製造業近代化委員会 技術分科会長の滝島 克巳 氏(三和化成工業)による開会の挨拶の後,澤崎 隆 氏(ソディック)が「放電加工の基礎と最新技術」のテーマで,放電加工のメカニズムや分類,特長,歴史などを解説,また最新の形彫り・ワイヤ放電加工技術について紹介した。
また,松信 隆 氏(戸田建設)が「風力主力電源化に向けた技術課題とベアリングおよびモーション技術への期待」のテーマで,風力産業の市場規模や風車におけるベアリング・モーション技術,風力エネルギーの主力電源化に向けた今後の課題や展望について解説した。(’21 2/17)