同シンポジウムはメンテナンスに関するシンポジウムと合同研究会を,日本機械学会の「診断・メンテナンス技術に関する研究会」(主査:川合 忠雄 氏,大阪市立大学),日本トライボロジー学会の「メンテナンス・トライボロジー研究会」(主査:本田 知己 氏,福井大学),日本設備管理学会の「最新設備診断技術の実用性に関する研究会」(主査:陳山 鵬 氏,三重大学)という設備診断や設備管理,メンテナンス・トライボロジーといったメンテナンス分野に共通のテーマを研究母体とした3つの研究会が持ち回りでホスト役となり開催するもの。「評価」「診断」に関心を持つ研究者・技術者が集まり,分野・業種・産官学の垣根を超えて,ニーズとシーズの情報交換を深めることを目的として,毎年冬に開催している。
今回は「モデリング・同定1・2」「音響・振動」「診断技術」「潤滑・回転の診断」「潤滑・摩耗」「潤滑・油膜」「位置特定・ロボット」の8セッションで構成され32の講演と,4Dセンサーの森本 吉春 氏による「たわみ分布,振動分布,き裂幅の計測によるインフラ構造物の劣化評価方法の提案」と題した特別講演が行われた。(’20 1/15)