三和化成工業は,2026年7月17日(金)にホテルプラム(横浜市西区)で,同社の工業用潤滑油販売代理店会「Lubricants Sales & Research Council 2026(L.S.R.C.)」を開催した。3回目となる今回は,全国から代理店31社,42名が参加した。
冒頭の挨拶で向井 一馬 社長は,まず前年度(第93期)の業績が代理店の尽力により売上ベースで約3%向上したことへの謝辞を述べた。環境変化については,不安定な世界情勢やエネルギー資源の不安定化に加え,国内におけるEV化による産業構造の変化,人口減少に伴う市場縮小,AIの台頭といった課題を指摘しつつも今後のビジョンとして,専門的な情報収集力の強化と,海外展開も視野に入れた営業体制の構築,そして技術・営業力の更なる向上を図り,代理店との連携を一層深めていく方針を示した。
続いて,執行役員潤滑油部長の藤本 均 氏より,海外対応を強化した新年度の営業体制やサミック製品の需給,供給体制を説明。また,取締役ベースオイル部長の川崎 良博 氏からは石油製品を取り巻く環境の変化について詳しく説明した。
ピックアップ製品としては,水溶性切削油「サミッククールエース」や防錆剤「サミックラストエース」,不水溶性切削油「サミックカットエース」に加え,新製品の防錆スプレー「AR935 SPRAY」などを紹介した。
その後行われた「サミック販売キャンペーン2025」の表彰式では,新規獲得数量で優秀な成績を収めた上位3名が表彰された。成功事例発表では,価格ではなく「価値」にフォーカスした提案や,現場の課題(手荒れ,悪臭,変色)を解決することで他社製品からの切り替えに成功した具体例を共有し,参加者にとって有益な情報交換の場となった。
特別講演では,海上自衛隊 水上艦隊幕僚長海将補の夏井 隆 氏が登壇した。「日本を取り巻く安全保障環境と海上自衛隊の活動」と題し,地政学的な視点から見た日本の現状や,最新の無人機活用,現場での警戒監視活動の重要性について講演が行われた。
閉会の挨拶で武藤 英輔 会長は,会名であるL.S.R.C.の「R(Research)」が「繰り返し探す」ことを意味していると改めて説明。潤滑油販売の本質は,現場で起きている問題を繰り返し探して,解決策を提示することにあると強調した。また,今回の上位入賞者が揃って水溶性切削油で成果を上げたことに触れ,新しく付加価値の高い製品を通じて今後も顧客の期待に応えて欲しいと述べ,会を締めくくった。
終了後には懇親会が催され,参加者同士の親睦を深める貴重な機会となった。(’26 7/29)









