パーカー熱処理工業は,2025年11月14日(金),東京理科大学 葛飾キャンパス(東京都葛飾区)で「2025年度SRV®ラウンドロビン試験結果報告会」と「SRV®ユーザーズミーティング」をリアルおよびオンラインのハイブリッド形式にて開催した。
SRV®は独Optimol Instruments Prüftechnik社の振動摩擦摩耗試験機で,パーカー熱処理工業はSRV®の日本総代理店。当日は,SRV®ユーザーが会場およびオンラインで参加した。
第一部では,「2025年度SRV®国内ラウンドロビン試験結果報告会」を開催。昨年に引き続き国内でのラウンドロビン試験を実施し,元売やグリースメーカー,研究機関など13の企業・団体が参加した。試験は「SRV®の標準試験」「グリースEP」「FZGスクリーニング試験(EPのみ)」「DLC耐剥離荷重評価試験」の4項目がおこなわれ,各試験結果の報告やデータの読み方に関して活発な議論がおこなわれた。
第二部では佐藤 雅之 氏(パーカー熱処理工業)から「2025年度SRV®ユーザーズミーティング」のテーマで,SRV®5を使用したDate logger機能*1(サンプリングレート)の活用方法や高分解能分析モードの摩擦係数ヒステリシス機能,DLC剥離とAE測定のOK荷重の判定結果の判断について,同社の試験結果のデータも見ながら意見交換がおこなわれた。
また,セミナー終了後には同大学内のトライボロジーセンターに設置されているSRV®5試験機機能や設定方法について実機を用いて説明(写真1)。その後の懇親会では,同テストの進め方や結果などついて雑談,議論しながら参加者同士交流を深めた。(’25 12/3)









