2025年9月3日(水)~5日(金)の3日間,アジア最大級の最先端科学・分析システム&ソリューション展「JASIS 2025」(主催:日本分析機器工業会,日本科学機器協会)が幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催され,3日間で19,750名が来場した。
企業展示では昨年を上回る444社・1,287小間が出展し,トライボロジー関連の測定・分析機器も多く展示された。アジレント・テクノロジーはLC/MSシステムの新製品「InfinityLab Pro iQ」(写真1)などを展示。新東科学は摩擦摩耗試験機「トライボギア」や防爆対応の実験室用撹拌機「スリーワンモータ」シリーズの新製品として大容量の撹拌が可能な「スリーワンモータExW」(写真2)を初展示した。




セミナーも多数開催され,「トピックスセミナー」では,ライフサイエンス・先端材料・LabDX・環境・量子・食品などのテーマを設定し,各分野で活躍している第一線の専門家が登壇して講演。4日(木)の「世界に広がる製品含有化学物質規制/環境規制の最新動向」では,石田 宏美 氏(経済産業省 大臣官房 産業保安・安全グループ 化学物質管理課)が「化学物質管理の国際的な取組と日本の対応」,石川 淳一 氏(日本フロロケミカルプロダクト協議会(三井・ケマーズ フロロプロダクツ))が「PFAS規制化最新動向」(写真5),三浦 哲三郎 氏(在欧日系ビジネス協議会)が「欧州の化学物質規制(RoHS, REACH)および循環経済政策(エコデザイン)の最新動向」のテーマでそれぞれ講演。石川氏は欧州・米国でのPFAS規制化の最新動向や一括規制の見通しについて解説した。

同展はオンライン展「JASIS WebExpo 2025」とのハイブリッド形式で開催されており,オンラインは10月31日(金)17:00まで閲覧できる。オンライン展の詳細は下記公式サイトより。
JASIS 2025 / JASIS WebExpo 2025公式サイト
https://www.jasis.jp/ (’25 9/17)