出光興産の子会社であるケミカルリサイクル・ジャパン(以下,CRJ)は,出光興産千葉事業所の隣接地にCRJの「市原事業所」を建設する。同所内に使用済みプラスチックを油化する,油化ケミカルリサイクル装置を建設し,使用済みプラスチックの再資源化を目指す。
同事業では,CRJが建設する油化ケミカルリサイクル装置において使用済みプラスチックを原料としたケミカルリサイクル油(CR油)を生産。このCR油を原油に替わる原料として,出光の既存設備である石油精製装置および石油化学装置で精製・分解・重合し,「リニューアブル化学品」や「リニューアブル燃料油」を生産する。
同所の完工および油化ケミカルリサイクル装置の商業運転開始は,2025年度下期を予定している。(’24 10/2)