日本最大級の国際海事展「Sea Japan 2024」(主催:インフォーマ マーケッツ ジャパン)と,併設展「Offshore & Port Tech 2024 in Sea Japan(オフショア・港湾技術展)が2024年4月10日(水)~12日(金)の3日間,東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催された。
同展は国内外の海事関連企業が最新技術や研究,サービスを紹介するイベントとして開催,620社・団体が出展し3日間で延べ29,983名が来場した。
1994年の日本初開催以来隔年の開催で15回目を迎える今回はクリーンエネルギーにフォーカスした。カーボンニュートラルに向け,船舶を運行するための新たなエネルギー源の確立が次なる課題となっている海事産業で,「水素」「アンモニア」「液化天然ガス(LNG)」「電気」をはじめとしたクリーンエネルギーと,新たなエネルギー源の実用化に向けての効率化や安全性確保のためにどのように取り組くむかなどにスポットライトをあて開催した。
今回新たにオフショア・港湾技術展「Offshore & Port Tech 2024」を同時開催。注目集めるブルーエコノミーや,洋上風力発電をはじめとした海洋再生可能エネルギー開発,そして活発化するカーボンニュートラルポートへの取り組みなど,新たな海洋事業と海事産業との技術や情報交換の場を提供した。
潤滑剤やトライボロジー関連では,環境対応型潤滑油や作動油を日油,添加剤として船舶燃料のスラッジ分散剤や低硫黄油の潤滑性向上剤などをエイスインターナショナルトレード,日本郵船と日本油化工業,無潤滑ベアリングやガイドをイグス,船舶用潤滑油の濾過システムを神奈川機器工業,Filtrex Japan,IOW Group,オイル分析サービスをトライボテックス,作動油監視システムを小坂研究所,ポータブル振動診断器を鉄原実業,表面テクスチャリングメカニカルシールをイーグル工業,表面改質技術をトーカロがPRした。(’24 4/24)