出光興産と東洋製罐グループホールディングスは共同で,プラスチック製品の製造工程で発生するプラスチック端材の再資源化(油化ケミカルリサイクル)に向けた実証実験を開始した。
同実証実験では,東洋製罐グループの各事業会社の工場におけるプラスチック製品の製造工程で発生するプラスチック端材を原料とし,出光興産の子会社であるケミカルリサイクル・ジャパンが,油化ケミカルリサイクル技術により生成油を生産する。出光興産はこの生成油を石油化学製品や燃料油の原料として利用可能かを確認するとともに,プラスチック端材の再資源化の可能性を検証する。
将来的には,出光興産の石油精製・石油化学装置を活用し,プラスチック端材由来の生成油を原料とした「リニューアブル化学品」や「リニューアブル燃料油」の生産を目指す。(’24 2/14)