ENEOSは,エア・リキードと日本における低炭素な水素の開発促進とエネルギートランジションの実現に向け協業していくことで合意し,覚書(MOU)を締結した。
ガス事業の世界的リーダーであるエア・リキードは,水素の製造,液化,輸送,貯蔵,使用から炭素回収・利用・貯蔵(CCUS)に至るまで,60年以上にわたり,水素に関するバリューチェーン全体の専門知識を持っている企業。
今回のパートナーシップは,低炭素な水素のバリューチェーン全体を対象としている。上流分野では,CCUSや電解技術を用いた低炭素水素の製造開発,および海外から日本市場に向けた液化水素サプライチェーンの構築を検討する。下流分野では,日本における水素ステーションを含めたインフラ網を拡大し,水素モビリティ市場の発展を目指す。さらに,両社は水素サプライチェーンにおける研究開発に関しての協業も検討していく。(’24 1/24)