2024年1月24日

日精樹脂工業,積水化成品工業,ハイケム,ポリ乳酸(PLA)成形品分野で新技術開発

アーステック
共催セミナー

日精樹脂工業,積水化成品工業,ハイケムの3社は,生分解性プラスチックであるポリ乳酸(以下,PLA)のインジェクション・ブロー・モールディング(以下,IBM)成形品分野で新技術を共同開発した。

積水化成品とハイケムは以前より戦略的基本提携契約に基づき生分解性材料の開発や拡販を相互に協力,推進してきたが,今回,射出成形機製造販売大手の日精樹脂との提携により,これまで製造が困難とされていたPLAのIBM技術を開発した。積水化成品の樹脂改質技術やリサイクル製品の開発力と,ハイケムの中国における生分解性材料の原料調達力や開拓力に,日精樹脂の射出成形機及び金型技術,インジェクション・ブロー成形技術を掛け合わせて協働することで,PLA分野での新たな需要開拓を行っていく。

3社は,2022年10月ドイツ・デュッセルドルフにて開催された,国際プラスチック・ゴム産業展 K2022において,日精樹脂展示ブース内でIBMによるボトル成形を実演した。実演したIBMとは,ボトル成形に多用されている専用のブロー成形機を使用するのではなく,汎用の射出成形機とIBM専用金型によって1工程でボトル製品の成形が可能な革新的な成形法で,そこに3社共同開発のブローグレードPLA材料を使用した。ボトルにはインモールドラベリングによってPLA製ラベルの装着も同時に行い,PLAオール100%の成形実演を実現している。(’24 1/24)

Related Posts

「7th TTRF-TAIHO International Symposium on Automotive Tribology 2024」開催される

「7th TTRF-TAIHO International Symposium on Automotive Tribology 2024」開催される

大豊工業トライボロジー研究財団(TAIHO KOGYO TRIBOLOGY RESEACH FOUDATION:TTRF)と大豊工業は共催で「7th TTRF-TAIHO International Symposium on Automotive Tribology 2024」を2024年4月17日(水),名古屋国際会議場(名古屋市熱田区)で開催,トライボロジーに関連する大学・研究機関や自動車関連企業のエンジニア142名が参加した。

Share This