ランクセスは,子どもたちに楽しみながら地球環境や科学の知識を学んでもらう「地球環境・エコ実験教室」を,セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンと共に開催した。今年度は,岩手県山田町及び東京都内の子どもたちを対象に計2回のプログラムを実施した。同社とセーブ・ザ・チルドレンとの連携による同プログラムの提供は,2014年の開始以来,今年で10年目を迎えた。
今年度のプログラムは,岩手県山田町とオンライン形式により開催されたほか,東京都都内において対面形式で行われ,計2回のプログラムを通して,小学1年生から6年生までの計20名が参加した。プログラムの前半では,「気候変動と食のカーボンフットプリント」をキーワードに,「地球温暖化」とその要因,私たちの食生活を通して排出される「食のカーボンフットプリント」とその解決策についても学び,その解決策の一つである「都市農業」について,クイズやカードゲームを交えた講義を通して学んだ。プログラムの後半では,都市農業を再現し,土を使わず,水とLEDで育てる水耕栽培の仕組みを学ぶ「自分だけのオリジナルエコ菜園キット」を作る実験を行った。
同社は,東日本大震災により被災した子どもたちの支援を目的に,2011年よりセーブ・ザ・チルドレンの活動を支援している。現在も,セーブ・ザ・チルドレンが取り組む子どもの権利の促進,子どもの貧困などの問題解決,自然災害時の緊急支援など,同団体の活動を継続的に支援している。(’23 10/11)