アズビルと関西電力は,AIを活用した異常予兆検知システム「BiG EYES™」の機能拡張オプションソフトウェアとなる「BiG EYES plus™」の共同開発を完了し,火力発電所や大規模工場等への導入・活用促進に関する業務提携に合意,販売を開始した。
火力発電所のような大規模プロセスにAIを導入する場合,一般的にその機能構築・維持管理労力と多種多様な機器の複雑な運用に対する網羅性が課題となるが,BiG EYES plusは関西電力が保有する火力発電の運用ノウハウと,アズビルのAI開発・運用に関するノウハウを集約して,この課題を解消した。
両社はこの開発成果を基に,火力発電所や大規模工場等へのBiG EYESおよびBiG EYES plusの導入・活用促進を進め,大規模プロセスにおける運転管理,設備管理のDXを促し,電力のさらなる安定供給と労働力人口の減少に対応した大規模プロセスの設備管理の合理化を進めるとしている。(’23 8/2)