2023年8月2日

NTN,射出成形機用ボールねじ支持転がり軸受「IMT軸受」を開発

アーステック
共催セミナー

NTNは,業界初となるセパレータ保持器を採用し,業界最高水準の長寿命化と高速回転対応を両立した射出成形機用ボールねじ支持転がり軸受「IMT軸受」を開発した。

同製品は,ボールのサイズや個数など内部設計を見直すことで,アキシアル基本動定格荷重を従来品比で約1.2倍,定格寿命を約1.7倍,許容回転速度を約1.8倍に向上させており,高負荷容量と高速回転対応を両立した。また,一般的に使用されるリング状の一体型保持器に比べて幅方向の寸法を抑えることができるセパレータ保持器を業界で初めて射出成形機用ボールねじ支持軸受に採用したことで,内部空間容積が同社従来品(一体型保持器)比で約30%増加。これにより,軸受の寸法を変えることなくグリースの飛散を防止するシールを追加することが可能で,軸受周辺の環境をクリーンに保つことができる。さらにグリース充填量の増加も可能となり,グリース寿命も向上している。(’23 8/2)

Related Posts

砥粒加工学会 次世代固定砥粒加工プロセス専門委員会,第114回研究会を5/10に開催

砥粒加工学会 次世代固定砥粒加工プロセス専門委員会,第114回研究会を5/10に開催

砥粒加工学会 次世代固定砥粒加工プロセス専門委員会は,2024年5月10日(金),千葉工業大学津田沼キャンパス(対面:千葉県習志野市)とCisco Webex Meeting(Web)のハイブリッド形式で,第114回研究会「エネルギービーム加工による高精度・平滑化技術」を開催する。

Share This