2023年7月12日

NTN,EV・HEV向け「同軸e-Axle遊星減速機用ニードル軸受ユニット」を開発

アーステック
メンテナンス・レジリエンスTOKYO 2025

NTNは,電気自動車(EV)やハイブリッド車(HEV)で使用されるe-Axle向けに「同軸e-Axle遊星減速機用ニードル軸受ユニット」を開発した。同製品は,シャフトの熱処理条件を最適化することで,異物などによる表面損傷への耐久性を高め,ピーリング寿命が従来品比で約30%向上した。また,材料変更や溶接部の設計,熱処理の諸条件を最適化することにより,保持器の疲労強度を高め,高速回転性能を従来品比10%向上。ころのクラウニング形状の最適化に加えて,シャフトの材料変更により塑性変形によるシャフトの曲がり(高温・高荷重下の長時間使用により,シャフトが撓んで塑性変形する現象)量を約70%低減したことで,モーメント荷重の発生時において面圧を低減し,寿命低下を防止する。車両の省燃費・省電費化に貢献する。(’23 7/12)

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NTNは,2025年7月13日に東京都多摩地域で開催される国際自転車ロードレース「THE ROAD RACE TOKYO TAMA 2025」に,空調完備の休憩室として移動型独立電源「N³ エヌキューブ」のワーケーションモデルをイベント会場に出展する。また,親子で楽しみながらベアリング(軸受)について学ぶことができるイベント「NTN回る学校」も併設して開催する。

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