2023年5月31日

出光興産,廃棄物由来国産クリーン水素製造の事業化検討を開始

出光興産は,2021年11月に出資を実施した北米「Azimuth V Energy Evolution Fund」を通じた出資先であるH-Cycle社(以下,HC社)と協働し,都市ごみ等廃棄物を原料とした国産クリーン水素製造の事業化検討を開始した。

水素のさらなる普及・活用の実現においては,安価な水素原料の確保,大量製造・大量輸送を可能にするサプライチェーンの構築など「供給の低コスト化」が課題となっている。同社とHC社が今回事業化検討を開始した水素製造は,日本国内で排出される都市ごみなどの廃棄物を原料とし,HC社が日本で独占的に展開する権利を持つプラズマによるガス改質を用いたガス化改質炉を使用し,廃棄物を高効率で水素に変換する手法となる。また,自治体との連携により,各地域の廃棄物処理施設として本ガス化改質炉を設置して廃棄物処理をするとともに水素を製造することで,水素供給時の輸送コストの低減を実現し,地産地消型のクリーン水素供給拠点を展開することができる。効率的な廃棄物処理技術の普及と「エネルギーの地産地消」の実現を目指す。

製造されるクリーン水素は,産業用途や燃料電池車などのモビリティ用途のみならず,合成燃料の原料としての活用も想定される。(’23 5/31)

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