ENEOSは,2022年11月21日(月)より,電気自動車(以下,EV)経路充電サービス「ENEOS Charge Plus」の提供を開始した。
同サービスは,基本料金無料の充電会員サービスで,複数の決済手段(クレジットカード決済,WAON,nanaco)を使用可能,2023年2月頃からはEneKey決済の利用開始を予定している。
21日(月)より同サービスの提供を開始したのは,浦和美園SS(さいたま市岩槻区)とDr.Driveセルフ日野店(東京都日野市)の2ヵ所。今後は,2022年度中に約170基の急速充電器設置を皮切りに,全国12,000カ所超の同社SSだけでなく,カーディーラー,商業施設,コンビニ等への設置も積極的に展開していく予定。
日本政府は,2050年カーボンニュートラルを目指し,EVを含めた電動車の普及を促進するため,2035年までに新車販売における電動車比率を100%とする方針を打ち出している。また,インフラ面においては,2030年までにEV急速充電器30,000基,普通充電器120,000基の設置を目標に掲げている。
同社では,2040年グループ長期ビジョンの実現に向け,次世代型エネルギー供給・地域サービス事業の育成・強化を図っており,エネルギー供給に加え,モビリティおよび生活に関連するサービスをトータルで提供することを目指している。その一環としてEV経路充電ネットワークの拡充に取り組んでおり,2022年6月にNECから承継した普通充電器約6,100基の運営に加え,急速充電器については,2025年度時点で1,000基以上,2030年度時点で数千~10,000基の設置を計画している。(’22 12/7)