2022年8月24日

ランクセス,ハロゲンフリー,難燃性を備える新たなPBTコンパウンドを開発

ドイツの特殊化学品メーカー,ランクセスは,高電圧コネクタ用に,ハロゲンフリー,難燃性と加水分解安定性を備える新たなPBT(ポリブチレンテレフタレート)コンパウンド「ポカン®(Pocan®) BFN HR」を開発したことを発表した。

同製品は,高次元の体積抵抗と絶縁耐力を特徴としており,国際電気標準会議(IEC)規格(IEC 62431-1)において,140°Cまでの温度で30キロボルト/ミリメートルを超える値を示した。耐トラッキング性を測るCTIテスト(比較追跡指数IEC 60112)規格では,最高クラスであるCTI A 600を達成した。耐トラッキング性の向上により,沿面電流による短絡や不良のリスクを低減し,小型化ニーズにも対応する。120°Cの経年加熱劣化試験や耐候性試験においても,耐トラッキング性の低下はほとんどない。

また,同製品は,25%重量のガラス繊維で強化されており,安定した加水分解性を有する。米国自動車技術会(SAE)の厳格なSAE/USCAR-2 Rev .6長期加水分解試験に基づく試験片試験において,クラス3の良好な評価を取得した。加えて,米国の試験機関であるアンダーライターズ・ラボラトリーズ・インクの燃焼性UL94規格において,試験片の厚みが0.75mmでV-0という優れた分類で合格したことから,優れた難燃性も証明されている。

同社は,高電圧コネクタ以外にも,エレクトロモビリティや小型電気・電子アセンブリの製造において,小型コネクタ,小型回路遮断器,端子台,その他の類似の用途に,同製品の利用を考えている。(’22 8/24)

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