日本風力開発(JWD)と出光興産は,JWDの子会社である二又風力開発(FWD)の第三者割当増資を共に引き受け,共同で事業を推進することが決定したと発表した。JWDと出光は2009年3月30日に「共同事業に関する協定書」を締結して以来,CO2フリーのエネルギー供給を拡大することを目的として,蓄電池を併設した風力発電所の共同事業について協議を進めている。FWDは世界で初めて大型蓄電池を併設した風力発電所で,出光はFWDが発電する電力と環境価値を初年度は40%,2年目以降は全量を引き取り販売する。なお,2010年4月から出光が,FWDの発電したCO2ゼロの電力を新丸の内ビルディングに供給することで三菱地所と合意している。(’10 1/6)
ケミカルリサイクル・ジャパン,油化ケミカルリサイクル装置の建設を開始
出光興産の子会社であるケミカルリサイクル・ジャパン(以下,CRJ)は,出光興産千葉事業所の隣接地にCRJの「市原事業所」を建設する。同所内に使用済みプラスチックを油化する,油化ケミカルリサイクル装置を建設し,使用済みプラスチックの再資源化を目指す。