出光興産は,微生物防除剤「バイオリサ・カミキリ」が2018年4月11日付でサクラの「クビアカツヤカミキリ」に適用が拡大したと発表した。同防除剤は,カミキリムシ類を防除するシート状の微生物防除剤で,シートには昆虫に寄生する糸状菌「ボーベリア・ブロンニアティ菌」が付着しており,この上をカミキリムシが通過すると菌に感染し,カミキリムシを駆除する。樹の幹や枝にかけたり巻きつけたりするだけで長期間効果を発揮するため,防除作業の簡素化が図れる。また取り付けたシートは自然分解するので,回収する必要がない。既にかんきつ類を中心とする果樹類でカミキリムシ類防除の有効な手段として使用されている。
クビアカツヤカミキリは中国や韓国などに生息する外来種で,サクラやスモモをはじめとする樹木を食害し枯死させる危険性があり,2018年1月に「特定外来生物」に指定されている。(’18 4/25)
KISTEC,2024年度トライボロジー技術フォーラム開催される
神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC)は2024年12月13日(金),「2024年度トライボロジー技術フォーラム~低炭素社会の実現に向けた摩擦低減システムの開発~」をリアル会場(KISTEC所内,神奈川県海老名市)およびオンライン(Zoom)のハイブリッド形式で開催した。