アマダスクールは,「第34回優秀板金製品技能フェア」において,優れた技能・技術で作られた板金(薄い金属製の板)作品を選出した。選考は日本塑性加工学会会員,シートメタル工業会役員や各審査委員のほか,選考期間中にアマダ・ソリューションセンターを訪れた来場者やWEB投票で行われた。その結果,応募総数193点の中から技能賞以上の優秀作品50点が選ばれた。
同技能フェアは,国内外の製造業において板金加工技術・技能の向上と交流を図り,業界全体の発展につながることを目的に1989年から毎年開催している。現在は「単体品の部」,「組立品の部」,「溶接品の部」,「造形品の部」,「学生作品の部」の5つの部門で,毎年5月から国内および海外からも板金加工作品を募っている。作品は,アマダ・ソリューションセンターで全て展示され,厳正な審査を経て翌年3月に表彰式を行っている。
<主な受賞作品>
- 厚生労働大臣賞
チタンエキゾーストシステム:榛葉鉄工所(静岡県) - 経済産業大臣賞
サボニウス形風車:田名部製作所(福岡県) - 神奈川県知事賞
METANICALBOX:ナサ工業(福岡県) - 中央職業能力開発協会会長賞
プリズム段押し鉢植え:ナダヨシ(福岡県) - 日刊工業新聞社賞
超高真空チャンバー:コンチネンタル(富山県) - 日本塑性加工学会会長賞
溶接なしの曲げ:有限会社コタニ(鳥取県) - 海外最優秀作品賞
RLM TANK:Laserform(インド) (’22 5/11)