2018年5月30日

NTN,自動車前輪用ドライブシャフト「CFJ-W」を開発

アーステック

 NTNは,自動車の前輪用ドライブシャフトとして,高効率で世界最高の最大作動角55°となる固定式等速ジョイント「CFJ-W」を開発しました。
同製品は,2012年に発表した「次世代高効率固定式等速ジョイント(CFJ)」をベースに,自動車の前輪用ドライブシャフトに要求される「50°を超える超高作動角」と「高効率」を実現するため,各部品の高強度化と潤滑性の改善を行い,同社独自の技術であるスフェリカル・クロスグルーブ構造(円弧上の内輪および外輪のボール転動溝を軸方向に互い違いに傾斜させた構造)を採用することにより,「世界最高の最大作動角55°」と「従来品(VUJ)比でトルク損失率約50%低減」の両立を実現した。
 同社は,同製品をグローバルに提案し市場展開することで,自動車の最小回転半径の縮小や低燃費などをはじめとする,ユーザーへの要求に貢献していく。(’18 5/30)

Related Posts

天田財団,2024年度後期国際交流・技能検定受検手数料助成先を決定

天田財団は,金属等の塑性を利用した加工およびレーザ加工(レーザプロセッシング)を利用した,加工に必要な技術に関する国際交流に対する助成や金属の加工に従事する者の技能と地位の向上を目的とした資格取得に対する助成を行っており,2024年度後期の助成先を決定したことを発表した。

Share This