島津製作所は,稼働しているエンジンのシリンダ内温度や二酸化炭素(CO2)濃度,水分濃度を同時に自動計測する,エンジン筒内高速モニタ「DIOMELAS(ディオメラス)」を2018年5月21日に発売した。同製品は,小型プローブ(探針)先端の検出部をエンジンのシリンダに10mm挿入し,検出部に照射したレーザ光の吸光度を測定することで,シリンダ内部の温度とCO2濃度,水分濃度を同時に算出できる。また,エンジン試験に用いるエンジンベンチシステムと連動した自動計測が可能。吸光度の取得とデータの処理を並行して行うことができるため,高速かつ大容量のデータを処理しつつ,計測と計測の間の待機時間を最小限に留める。
同社は,自動車や産業用エンジンのモデルベース開発(シミュレーションに基づく設計手法)において,設計精度の向上や開発工数の削減,燃費性能および排ガス性能の改善への寄与が期待できるとしている。(’18 5/30)
「第22回評価・診断に関するシンポジウム」が開催される
2024年12月2日(月)~3日(火)の2日間,日本機械学会 機械力学・計測制御部門は,日本設備管理学会,日本トライボロジー学会との共催で「第22回評価・診断に関するシンポジウム」(組織委員長:川合 忠雄 氏(大阪公立大学),実行委員長:金森 啓祐 氏(三井化学))をアプラたかいし(大阪府高石市)で開催した。