JXTGエネルギーと三洋化成工業は,米国のエチリデン・ノルボルネン(ENB)製造装置の生産能力を4万t/年から4万6,000t/年に15%増強すると発表した。両社は,2007年に日米3系列の生産体制を構築後,ENBの需要拡大に合わせ,既存装置の生産能力増強を進めてきた。この増強により,2020年の生産能力は,日米合計で6万8,000t/年となる予定。また,2020年以降拡大が見込まれるENB需要に対応すべく,さらなる能力増強の検討を進めている。
ENBは,自動車の窓枠やラジエターホースなどに使用される合成ゴム(エチレン・プロピレン・ジエン・メチレンリンケージ:EPDM)の製造に欠かせない成分であり,世界的な自動車生産の増加に伴い,ENBの需要も拡大している。(’18 6/6)
自動車のトライボロジーに関するシンポジウムセッション開催される ~「トライボロジー会議 2024 秋 名護」で添加剤技術研究会と自動車のトライボロジー研究会が共同開催~
日本トライボロジー学会の「添加剤技術研究会」(主査:佐藤 剛久 氏)と「自動車のトライボロジー研究会」(主査:遠山 護 氏・豊田中央研究所)は,2024年10月30日(水),「トライボロジー会議 2024 秋 名護」で「電動車用潤滑油最前線―EV,HEV用潤滑油の現状と今後の展開―」と「カーボンニュートラルに挑む自動車のトライボロジー技術の最前線」のシンポジウムセッションを共同で開催した。