トライボコーティング技術研究会は,2018年6月1日(金),理化学研究所 和光本所(埼玉県和光市)で2018年度「第1回研究会」および総会を開催した。総会では2017年度の活動報告および2018年度の活動計画などを審議し,了承された。
第1回研究会では,川邑 正広 氏(川邑研究所)による「固体被膜潤剤の基礎と応用」,加納 眞 氏(KANO Consulting Office)による「これからの自動車エンジンに求められる摺動特性~DLCの適用可能性~」が講演された。また,講演,総会後には理化学研究所の染谷薄膜素子研究室の見学会が行われた。
また,「第11回岩木賞トライボコーティングネットワークアワード(岩木賞)」の業績募集開始が発表された。
岩木賞は,表面改質,トライボコーティング分野で多大な業績を上げられた故 岩木 正哉 博士(理化学研究所元主任研究員,トライボコーティング技術研究会前会長)の偉業を称え,その遺志を継ぐ技術者・研究者の業績を表彰するもの。同賞には,大賞・優秀賞・特別賞・奨励賞・事業賞・国際賞・功績賞がある。募集締切は2018年8月31日。2019年2月22日(金)に開催されるシンポジウム「トライボコーティングの現状と将来」において表彰および表彰課題の記念講演を行う。申し込みや推薦受付など問い合わせは以下より。
問い合わせ先
未来生産システム学協会(NPS) 表彰顕彰部門 岩木賞表彰事業部内
E-mail award@nps-t.info
https://sites.google.com/site/npstwebsite/biao-zhang-xian-zhang (’18 6/27)