2021年11月17日

トヨタ,今後約10年間で米国での車載用電池生産に約3,800億円を投資

アーステック

トヨタ自動車(以下,トヨタ)は,カーボンニュートラルの実現に向けて,一層の電動化を推進するため,米国において2030年までにBEV(Battery Electric Vehicle,電気自動車)用を含む車載用電池の現地生産に約3,800億円(約34億ドル)を投資することを発表した。

車載用電池の現地生産に向けた取り組みを推進する第一歩として,トヨタの北米事業体である Toyota Motor North America, Inc.が,豊田通商とともに米国で新会社を設立し,2025年からの稼働を目指している。なお,今回のプロジェクトでは,2031年までに約12億9,000万ドル(約1,430億円)の投資と,現地での新規雇用1,750人を見込んでいる。

同時にトヨタは,車載用リチウムイオン電池の現地サプライチェーンの構築を推進および現地生産のノウハウの蓄積と発展を目指す。新会社はまず,HEV(Hybrid Electric Vehicle,ハイブリッド自動車)向けの車載用電池の生産に注力する予定で,電池の開発と供給の両面から体制を整え,電動車の普及を促進する。(’21 11/17)

Related Posts

東京理科大・佐々木研究室の「第38回トライボサロン」開催される

東京理科大・佐々木研究室の「第38回トライボサロン」開催される

東京理科大学・佐々木研究室(佐々木 信也 教授)が主催する「トライボロジーサロン(トライボサロン)」の第38回研究会が2025年11月22日(土),同研究室がある東京理科大学葛飾キャンパス(東京都葛飾区)とオンラインのハイブリッドで開催された。

NTN,インド市場への戦略的投資によりCVJ事業を強化

NTN,インド市場への戦略的投資によりCVJ事業を強化

NTNは,インド市場における事業成長の加速とグローバル競争力の強化を目的として,連結子会社NTN NEI Manufacturing India Private Limited(以下,NNMI)のバワール工場において,等速ジョイント(Constant Velocity Joint:以下,CVJ)内部部品の現地調達化およびR&D体制の構築に向けて戦略的な投資を実施している。

Share This