2025年11月26日

「第16回高機能素材Week」「第1回リサイクルテック ジャパン」,幕張メッセで開催される

アーステック
共催セミナー2025

2025年11月12日(水)~14日(金)の3日間,幕張メッセ(千葉市美浜区)にて「第16回高機能素材Week」「第1回リサイクルテック ジャパン」(主催:RX Japan)が開催され,3日間で計47,547名(同時開催展含む)が来場した。

「高機能素材Week」は,機能性フィルム・プラスチック・セルロース・炭素繊維複合材・金属・セラミックスなどの最先端の素材技術が一堂に出展する世界最大規模の展示会。潤滑剤関連では,韓・Zenith Corporation(ゼニス社)の日本総代理店であるグローバルコードがゼニス社の「allive PEEK COAT」と出光興産の潤滑剤との併用による低摩擦ソリューション(写真1)について展示。

写真1

原料・添加剤関連では,楠本化成がひまし油誘導体やPFASフリーの消泡剤など,築野オレオケミカルズが脂肪酸エステルやバイオマス炭化水素など,日清オイリオグループがバイオマス度100%の粉末状油脂「コナファット」を展示。試験装置関連では,エー・アンド・デイが摩擦摩耗試験機「EFM-3シリーズ」や摩耗前後の質量変化を自動・連続で計測する「A&D自動質量計測ユニット」など,オックスフォード・インストゥルメンツが原子間力顕微鏡(AFM)やスタンドアロン型ナノインデンター「ix05」など,三洋貿易が独・Fraunhofer IWS社の非破壊弾性率評価装置「LAWave」(写真2)や米・Rtec Instruments社のスラストシリンダー(リングオンディスク)専用試験機「FBT-1000」など,ブルカージャパンがナノインデンター「HYSITRON TI PREMIER II」(写真3)や多機能摩擦摩耗試験機「UMT TriboLab」などを展示。

写真2
ブルカージャパン,ナノインデンター「HYSITRON TI PREMIER II」-第16回高機能素材Week
写真3

その他,マツダが新規事業として錆に対する耐性を,短時間で可視化を実現する「塗膜耐食性評価サービス」(写真4)を展示。また,三菱ケミカルがプラスチック油化ケミカルリサイクル事業について(写真5),武蔵エンジニアリングが中・高粘度非接触ジェットディスペンサ「Aero Jet」や新製品としてPC制御画像認識機能付き卓上型ロボット「IMAGE MASTER 350PCSmart」などを展示した。

マツダ,塗膜耐食性評価サービス-第16回高機能素材Week
写真4
三菱ケミカル,プラスチック油化ケミカルリサイクル事業について-第16回高機能素材Week
写真5

「リサイクルテック ジャパン」は「高機能素材Week」の同時開催展として本年より新設された,再生・リサイクル技術の革新とエコシステム構築を目的とした専門展示会。DOWAグループ(DOWAエコシステム/DOWAエレクトロニクス/DOWAサーモテック)が同グループの目指す資源循環型ビジネスモデルについて展示,紹介した(写真6)。また,“資源循環”・“環境”をテーマにしたセミナーも多数開催され,13日(木)には「循環型社会の実現に向けたリマニュファクチャリングの最前線」として,三宅 晃司 氏(産業技術総合研究所)が「リマニュファクチャリング推進コンソーシアムの取り組みについて」,秋田 秀樹 氏(日立建機)が「サーキュラーエコノミーに貢献する建設機械の再生事業」,林 信男 氏(光栄テクノシステム)が「リペア・リマニュファクチャリングとサーキュラーエコノミー」のテーマでそれぞれ講演した。(’25 11/26)

DOWAグループ,資源循環型ビジネスモデル-第16回高機能素材Week
写真6

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