2025年7月23日(水)~25日(金)の3日間,東京ビッグサイト(東京都江東区)で「メンテナンス・レジリエンスTOKYO 2025」(主催:日本能率協会ほか2団体)が開催される。
同展は,“製造業”・“土木・建設業”のメンテナンスと設備の維持管理・保全に特化した専門展示会。「プラントメンテナンスショー」「インフラ検査・維持管理・更新展」「非破壊評価総合展」「建設防災・資材展」「土木・建設DX/システム/ツール展」「無電柱化推進展」「交通インフラ設備機器展」「国際ドローン展」の計8つの展示会で構成される。
同時開催展(TECHNO-FRONTIER 2025/第11回猛暑対策展/第12回労働安全衛生展/第4回騒音・振動対策展)合わせて約400社/900ブースの出展規模で開催され,約5万人の来場を見込んでいる。
以下では,同展の中からメンテナンスの専門展示会「プラントメンテナンスショー」と,その他注目の企画をピックアップしてご紹介する。
工場の設備管理・保全技術に関する専門展示会「プラントメンテナンスショー」
「プラントメンテナンスショー」は,今回で51回目の開催となる,工場設備の維持管理・保全技術を対象にした国内唯一の専門展示会。多くのプラントで全面的リニューアルの遅れ,老朽化のほか,保守・保全管理の実務を担ってきたベテラン従業員が引退の時期を迎えている現在,産業事故件数は減少傾向にあるものの,重大事故は引き続き発生している。こうした課題に対応するため,IoT,ビッグデータ,AIの活用で人を補完しながら安全性を維持,向上していく「スマート保安」を実用化していくことが求められている。
このような背景のもと,同展では,予防保全・設備管理,モニタリング・診断,メンテナンスサービス,補修・補強材料,保全要員の支援・育成,保全業務の支援システム,省エネルギー・環境対策,工場のセキュリティ,工場内の通信ネットワーク関連など,工場・プラント現場の課題解決に資する製品・技術・サービスが一堂に展示される。
メンテナンストライボロジー・設備診断関連では,RMFジャパン,KELK,三洋貿易,新川電機,JFEアドバンテック,JFEプラントエンジ,スターライト工業,住友重機械工業,西進商事,高田工業所,ダイキン工業,チェスタートン,東北エンタープライズ/UE SYSTEMS,東陽テクニカ,トライボテックス,酉島製作所,日鉄ソリューションズ,PILLAR,福田交易,マキシメーター・フルード・テクノロジーズ,三井情報などが出展を予定(2025年6月16日現在)しているほか,日本トライボロジー学会/日本機械学会が,ISOに準拠した機械状態監視診断技術者(トライボロジー/振動)資格認証制度をPRする予定。
メンテナンス・レジリエンスTOKYO 2025注目の企画
- ものづくり特別講演会
会期中の各日,「ものづくり特別講演会」が会場内の東4ホールにて行われる(1日5テーマ,3日間計15テーマ)。各回とも定員は250名,完全入れ替え制で,聴講には事前登録が必要。各日の講演テーマおよび講演者は下記URLより。
https://mente.jma.or.jp/seminar/special.html - スマート保安特別企画
保守・保全のDX化に関する悩みごとについて,コンサルタントによる相談コーナーやセミナー等を開催するほか,会場にてスマート保安技術を体験することができる。 - NETIS特別企画
国土交通省が運用している,新技術情報提供システム「NETIS」とコラボレーションし,会場内特設会場とオンライン展示会のハイブリッドでNETIS登録製品を紹介する。 - 非破壊検査,国土強靭など各分野に特化した企画
日本非破壊検査工業会,日本メンテナンス工業会,レジリエンスジャパン推進協議会など業界団体が主催となり,パネル展示,実演,講演会などの企画が多数開催される。 - その他会場内セミナー
製造業・土木建設業の保守・保全技術やドローン,国土強靭化,非破壊検査など各テーマに特化したセミナーが多数開催される。
<メンテナンス・レジリエンスTOKYO2025 開催概要>
- 会期:
【リアル展】2025年7月23日(水)~25日(金)
【オンライン展】2025年7月1日(火)~8月29日(金) - 会場:東京ビッグサイト 東4~6ホール
- 入場料:無料(完全事前登録制)
- 問合せ先:日本能率協会 来場者ヘルプデスク
受付時間:9:30~18:00
TEL:03-6809-2707
E-mail:helpdesk@k3c.co.jp - 公式サイト:https://mente.jma.or.jp/ (’25 7/2)