2025年4月23日

「FOOMA JAPAN 2025」,2025年6月10日(火)~13日(金)東京ビッグサイトで開催

アーステック

日本食品機械工業会は,「FOOMA JAPAN 2025(国際食品工業展)」を2025年6月10日(火)~13日(金),東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催する。48回目の開催となる今回は,テーマを“Touch FOOMA,Taste the Future”とし,多様化する食品製造業の課題解決を加速させる最新のソリューションが世界最大級の食品製造総合展に集結する。出展社数は過去最多だった昨年と同規模の約1,000社を数え,展示ソリューションは5,000を超える規模となる。オープンイノベーションの一環であるスタートアップゾーンはさらに拡充し,新規出展の12社を含め出展社数は30社。ゾーン内では25社がピッチプレゼンを実施する。さらにロボットやIT,AI,IoT,省人化,自動化など最先端の製品・技術・サービスなどが幅広く展示されるほか,「優れた研究開発の成果を顕彰するFOOMAアワード」の選出・表彰,アカデミックで最新のビジネスに役立つ情報満載のセミナー・パネルディスカッションを多彩に開催するなど,新たな食ビジネスの創出・展開の機会創出の場となる。

開催に先立ち行われた記者発表会で,尾上 稔 展示会実行委員長は「“Touch FOOMA,Taste the Future”をテーマに,次世代の食品製造の可能性と未来に触れ,新たな発見をもたらす場として食ビジネスの創出・展開の機会創出と未来創造を図る」と決意を語った。

一昨年より,参加者が交流できる食の広場として好評を博した,江東区・東京諸島とのコラボレーション「FOOMA東京バル」を会期中の展示会終了後20時まで(最終日は15時)今回も開催し,江戸東京ビールや深川めしなど地元のグルメが楽しめるほか,「るーくる@FOOMA―江東区内障害者施設 自主生産品コーナー―」を開設。障害者通所施設で自主生産し,江東区役所などで販売されているお菓子や軽食を販売する。さらに,持続可能な未来の食材50特別メニューと題し,地球にも人にも優しい数々の絶品メニューを提供するキッチンカーも多彩に出展。来場者の投票によって決まるキッチンカーグランプリも昨年に引き続き開催される。

優れた成果を顕彰するFOOMAアワード

食品機械産業の技術研究・開発の促進およびその技術の普及を図ることを目的に,優れた研究開発の成果を顕彰する「FOOMAアワード」は,今回で4回目となる。FOOMA JAPAN2025の出展社で対象製品(食品を製造・加工する機械・装置および製造ライン/食品製造ラインに組み込まれる関連機械/食品製造プロセスに使用される計装・附属機器/食品製造を支援する各種システム)を製造する企業とその製品を表彰するもので,2025年は34件の応募があり,審査の結果,「特定商品用フルオート・高精度組み合わせ計量機(CCW-AS-214WB)/イシダ」「防水仕様多列選別搭載機X線検査機(SXM2-4171MWJ+AR0663W)/システムスクエア」「I-Robo2/TechMagic」「ジュピターIII(NUS-340III)/なんつね」「バキュームリンクウェル(HB)/ハイテック」「ドリップシート・トレイ供給装置/古川機工」の6製品が最優秀賞にノミネートされ,FOOMA JAPAN 2025会期初日に最優秀賞が発表される。

FOOMA IDを来場者一人ひとりに発行

会場内で様々なサービスを便利に利用できるようFOOMA IDを発行。次年度の来場登録にも対応しFOOMA ID一つで簡単登録できるほか,より便利になるサービスを受けることができる。

来場者マイページ

事前の情報収集やセミナー登録,当日の出展社訪問履歴の確認,「あとで見る」「アプリマップ登録」など,オンラインとリアルをつなげる多彩な機能を搭載。FOOMA JAPANで見つけたソリューションを一元管理・活用できる来場者専用ページが用意されている。

FOOMAアプリ

来場者が,いつでもどこでもFOOMA JAPANや出展社とつがることができるアプリ。「来場者登録」「お気に入り出展社リスト作成」」「マイマップ(お気に入りブースだけ表示・一つの出展分野だけ表示)」「セミナー受講登録」などこれまでの利便性に加え,「FOOMA東京バル」のクーポンなど,お得な機能も充実している。

食品製造自動化相談サービスFOODTOWN

「FOODTOWN」は業界に特化した自動化の課題解決プラットフォーム。自動化アドバイザーが相談に応じ,最適な装置の提案から導入までをサポートする。WEBサイトFOODTOWNでは,AIによる製品検索で最適製品を探すこともできる。

FOOMA JAPAN 2025 サステナビリティの取組み

FOOMA JAPANでは,主催者と出展社,来場者が三位一体で取り組むサステナビリティな展示会の実現を目指し,「食品業界の持続可能性に向けた専門家の技術セッション,フォーラムの開催」「環境にやさしい装飾」「ペーパーレス化」「リサイクル可能な素材やカーペットの採用」「地元産の食材・地元飲食店・地元製造業者による地域貢献」「ごみの再資源化」「環境配慮型バスを無料シャトルバスに利用」などにも取り組む。

多彩なセミナー・シンポジウムを連日開催

出展企業が自社の製品や技術,サービスなどを詳しく説明する「出展者プレゼンテーションセミナー」は48講座が開講され,一部のセミナーは会期終了後にアーカイブとして公開が予定されている。スタートアップゾーンの出展社が製品・テクノロジーを紹介する「スタートアップゾーン ピッチプレゼン」は25講座開講されるほか,フードテックセッション,FOOMA自動化検討プロジェクト農林水産省セミナー,EHEDGセミナー,海外市場セミナー,FOOMAビジネスフォーラム,機関誌『ふーま』連載企画ではタレントの吉岡 美穂 氏を迎えたテーブルトーク,関連学会が主催・協賛するシンポジウムなどが会期中に開催される。33回目となる大学の研究機関が発表する最先端研究アカデミックプラザは,国内外の大学・研究機関が集い,毎回,産・学・官で共同研究開発を行う契機となっている。同コーナーでは4日間を通して19の口頭発表が予定されている。各セミナー・シンポジウムの詳細は公式サイト(https://www.foomajapan.jp/)にて。

<開催概要>

  • 名称:FOOMA JAPAN 2025
     FOOD PROCESSING TECHNOLOGY EXPO
  • 主催:日本食品機械工業会
  • 会期:2025年6月10日(火)~13日(金) 10:00~17:00
  • 会場:東京ビッグサイト東展示棟(1~8ホール)
  • 出展規模:992社 ※4/3現在
    分野別出展社数:原料処理43社,食品製造・加工220社,エンジニアリング19社,ロボット・IT・IoT・フードテック47社,鮮度管理・品質保持21社,包装・充填138社,保管・搬送・移動56社,計測・分析・検査49社,衛生対策・管理88社,環境対策・省エネ・リサイクル52社,設備機器・技術・部品94社,コンサルタント・特許1社,情報サービス・団体9社,スタートアップ30社 ほか
  • 公式サイト:https://www.foomajapan.jp/  (’25 4/23)

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