イグスは,創業60周年を記念し,廃プラスチック製自転車「igus:bike」で世界中を走行するツアーを実施する。本社を構えるドイツ・ケルンを出発点に,igus:bikeが世界各地を巡る。2025年春,日本に到着を予定している。
igus:bikeは,漁網を中心とした廃プラスチックを原料に使用したサステナブルな自転車。プラスチックを開発・製造する企業としての社会的責任を果たすべく,イグスとMTRL社が「プラスチックの廃棄を循環に転換させる未来の移動手段」というコンセプトで約4年の期間を経て開発した。プラスチック製の自転車は,長持ちすると同時に潤滑剤を使うメンテナンスが不要で,屋外使用での腐食や汚れに強い耐性を発揮する。イグスのモーション・プラスチック(可動部に使用するプラスチック)技術と環境に対する理念を体現する,同社の象徴ともいえる製品となっている。(’24 12/18)