NTNは,工作機械の主軸の駆動部位に使用される工作機械向けサーボモーター用軸受として,高速回転対応と低振動化を実現した「高速ターボモーター用深溝玉軸受」を開発した。
軸受が高速回転すると,遠心力による保持器の変形・破損や軸受内部の発熱という課題があるが,同社は保持器の挙動が振動の原因となることに着目し,保持器の材料や形状の見直しにより保持器挙動を安定させることで,高速回転性能dmn値190万(同社従来品比40%向上)と振動特性(同社従来品50%低減)を向上させた。
同社は,工作機械の加工時間の短縮や加工精度の向上に貢献する商品として,グローバルに新開発品の提案を進めていく,としている。(’24 12/4)