2024年6月26日

FOOMA JAPAN 2024(国際食品工業展),東京ビッグサイトで開催される

アーステック

アジア最大級の「食の技術」の総合トレードショー「FOOMA JAPAN 2024(国際食品工業展)」(主催:日本食品機械工業会)が2024年6月4日(火)~7日(金),東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催された。47回目を迎えた今回,出展社数は過去最多の989社を数え,4日間で113,777(うち海外5,541)人が来場した。

今年は「Breakthrough FOOMA」をテーマに,多様化する食品製造業の課題解決を加速させる最新のソリューションが集結し,食品工場の省人化・自動化テクノロジー,無菌化や衛生管理,IT,サプライチェーン関連のテクノロジーなどの多種多様なソリューションの出展に加え,サステナビリティや人手不足解消といった食品関連業界共通の課題に応える製品・サービスの出展が多く見られた。

潤滑油関連では,NOKクリューバーやレッドアンドイエロー,シー・エス・シー,油研などが食品機械用潤滑油や自動給油・給脂装置を展示したほか,汚れをはじくコーティングや表面処理加工技術なども展示された。

NOKクリューバーブース-FOOMA JAPAN 2024
NOKクリューバーブース
シー・エス・シーブース-FOOMA JAPAN 2024
シー・エス・シーブース

会期初日終了後,ヒルトン東京お台場(東京都港区)1F ペガサスの間にて「FOOMA JAPAN 2024」開催レセプションが行われ,同会場にて第3回FOOMAアワード2024の表彰式が開催された。FOOMAアワードは,生産性の向上や省人化,新たな食品開発,食文化・食の安全の向上などに貢献する食品機械・装置を顕彰するもので,2023年度より創設された。応募総数28点の中より厳正な審査を経て,麺をほぐして分割し,容器の上に盛り付ける「パスタ供給装置(DHP)」(不二精機)が最優秀賞を,「マッチング計量機(GCW-V)」(イシダ),「ディバイダースケール・ターミナル着脱型(DSC-TDP-4-DE)」(ツカサ工業),「ポーションカッター(WIX-S180GNS/WIX-S180G2S)」(ワタナベフーマック),「真空フライヤー(VF/VFB-1~150)」(品川工業所),「こまぎれ肉自動盛付スライサー『ミートパッカー KP-150』」(日本キャリア工業)の5製品が優秀賞を受賞,ほかに審査委員会賞に8社が選ばれ,それぞれ表彰された。各賞の受賞製品と企業は,FOOMAアワード2024特設サイト(https://www.foomajapan.jp/foomaaward/)を参照いただきたい。

次回は2025年6月10日(火)~13日(金)に東京ビッグサイトでの開催が予定されている。(’24 6/24)

FOOMAアワード表彰式-FOOMA JAPAN 2024
FOOMAアワード表彰式

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