出光興産は,本田技術研究所と共同で,ELV由来プラスチックの再資源化(油化ケミカルリサイクル)に向けた実証実験を開始した。
同実証実験では,本田技術研究所が使用済み自動車(End-of-Life Vehicle:ELV)から回収したプラスチックを原料として,出光興産の子会社であるケミカルリサイクル・ジャパンが,油化ケミカルリサイクル技術により生成油を生産する。出光興産は,ELV由来プラスチックを原料とした生成油を石油化学製品や燃料油の原料として利用可能かを確認するとともに,ELV由来プラスチックの再資源化の可能性について検証する。
将来的には,ELV由来プラスチックの生成油を原料に,出光興産の石油精製・石油化学装置を活用して「リニューアブル化学品」や「リニューアブル燃料油」の生産を目指す。(’24 5/22)