キャタピラージャパンは,2018年に日本で事業を始めて60年,またキャタピラーとなって10年を記念して,日本のイノベーション力の加速,特に油圧ショベル事業部がデザインセンターと製造施設を構える兵庫県を中心とした関西の発展の一助となることを目指し,地域の女性エンジニアの育成・支援をする「キャタピラーSTEM賞」を創設,2019年度には,一般部門に加え若手の育成を目的とした学生部門を設立した。
第6回目となる2023年度も,日本・世界の持続的な発展に向けた未来志向のアイディア・プロジェクトという観点から,審査委員による厳正なる審査を行い,以下の受賞者が決定した。
<一般部門>
- 最優秀賞
繁富 香織 氏(北海道大学 大学院教育推進機構 准教授)
細胞折り紙技術に関する有望な研究を行っている。 - 優秀賞
天野 麻理 氏(東京理科大学 生命医科学研究所 助教)
生物学的進化のプロセスに新しい視点をもたらしている。 - 特別賞
荒瀬 由紀 氏(大阪大学 大学院情報科学研究科マルチメディア工学専攻 准教授)
人工知能が言語教育と産業応用にどのようにプラスの影響を与えることができるかを探求している。
<学生部門>
- 最優秀賞
今田 ひなの 氏(兵庫県立三木高等学校)
SDGsを考えながら患者に寄り添った医療に関する調査と分析を行っている。 - 優秀賞
長谷 彩沙 氏(九州大学 工学府応用化学専攻)
バイオディーゼル燃料のコストと利点に関する技術的提案をしている。 - 優秀賞
Science Shining Stars 相川 真莉子 氏(代表)(芝浦工業大学 理工学研究科 電気電子情報工学専攻)
ステガノグラフィ分野における革新的な研究を追求している。 - 高校生特別賞
熊野 結月 氏(代表)(兵庫県立明石北高等学校 普通科 プール班)
リサイクル製品による浄水の研究をしている。 - 奨励賞
三田村 心那 氏(代表)(兵庫県立明石北高等学校 自然科学科 バリアフリー班)
阪神・淡路大震災の調査研究と防災対策を提案している。 (’24 5/8)