日本オートケミカル工業会(理事長:小澤 学 氏・日本ケミカル工業 代表取締役社長)と全国自動車用品工業会(理事長:菱田 保之 氏・高野自動車用品製作所 代表取締役)は,2024年1月15日(月)にホテルグランドヒル市ヶ谷(東京都新宿区)で2024年「合同賀詞交歓会」を開催した。
開会に先立ち,元日に発生した能登半島地震で亡くなられた方の冥福を祈り1分間の黙とうが捧げられた。
主催者を代表して挨拶に立った日本オートケミカル工業会の小澤 理事長(写真1)は,「自動車産業では,半導体不足は解消されたものの人出不足は深刻化しており,さらに,業界全体の信用を失墜するようなコンプライアンス違反が続いて起こってしまいました。一方で,ジャパンモビリティショーでは,エンターテインメントやオンデマンドサービスなど新しい価値観の提案など,モビリティの未来に期待が膨らむニュースもありました。自動車販売においては,新車,中古車ともに前年を上回っており,ポストコロナの回復は順調に推移しているように感じます。“100年に一度の転換”は,自動車用品業界にとって“100年に一度のチャンス”が到来していると捉えるとこができます。このチャンスを確実に生かせるように,様々な活動を通して支援してまいります」と述べた。
続いて,経済産業省 製造産業局 素材産業課 新田 渉 課長補佐,同自動車課 戸塚 悠二 課長補佐がそれぞれ挨拶した。
さらに,来賓を代表して自動車用品小売業協会の小林 喜夫巳 会長が「昨年は,自動車業界に大きな傷をつけるような残念な事案がありました。信頼を取り戻すのは容易なことではありませんが,お客様に寄り添うことで回復の1年にしたい」と挨拶した(写真2)。
挨拶の後,能登半島地震の被害を鑑み乾杯は行わず,歓談の時間となった。(’24 2/7)