ENEOSと東芝エネルギーシステムズは,CO₂電解技術を用いた合成燃料製造の事業性評価を共同で実施することについて基本合意書を締結した。
合成燃料は再生可能エネルギー由来の水素(CO₂フリー水素)とCO₂を用いて作られる液体燃料で,原料製造から製品利用までの製品ライフサイクル全体においてCO₂排出量を抑えることが可能であることから,カーボンニュートラルの実現に大きく寄与することができる燃料とされている。
今回,東芝グループが有する,CO₂を世界最高レベルの転換速度で電気分解して化学的活性の高い一酸化炭素(CO)に転換するCO₂電解技術と,ENEOSが有するFT触媒技術や,石油製品製造技術および製品品質に関する知見を融合した合成燃料プロセスを検討し,その特性や事業性についての評価を実施する。評価期間は2023年10月~2024年3月末(予定)。(’23 12/13)