ENEOSは,イトーヨーカ堂が事業主体である,東京都内の店舗を回収拠点とした家庭系廃食用油の回収・リサイクル事業に,事業共同実施者として参画すると発表した。なお,同事業は東京都環境局が公募した「廃食用油回収促進に係る事業提案」に採択されている。
同社は,カーボンニュートラル社会の主力エネルギー候補の一つである「SAF(Sustainable Aviation Fuel:持続可能な航空燃料)」について,原料調達・自社製造・販売までの一貫した供給体制の構築を目指しており,原料調達においては,日本各地から廃食用油を安定的に調達する仕組みの構築を野村事務所,吉川油脂と進めている。同事業では,リターナブルボトル(回収容器)の提供と,回収した家庭系廃食用油をSAF製造の原料として活用検討(品質分析等)を行う。(’23 9/20)