ENEOSホールディングスは,みずほ銀行をアレンジャーとして600億円のシンジケーション方式でのグリーンローン契約を締結した。
同社は,2040年のありたい姿の1つに低炭素・循環型社会への貢献を掲げており,エネルギー安定供給に不可欠な国内事業基盤を維持しつつ,政府や他企業と歩調を合わせて取り組み,自社排出分および社会のカーボンニュートラルの実現を目指している。今般,「グリーンボンド原則2021」,「グリーンローン原則2021」,「グリーンボンドガイドライン及びサステナビリティ・リンク・ボンドガイドライン2022年版」,および「グリーンローン及びサステナビリティ・リンク・ローンガイドライン2022年版」に則り,4つの要素(調達資金の使途,プロジェクトの評価と選定のプロセス,調達資金の管理,レポーティング)に関して定めたグリーンファイナンス・フレームワークを策定した。同フレームワークに基づき,カーボンニュートラル実現に向けた再生可能エネルギーの推進などの取り組みに必要となる長期的な資金を,グリーンボンド,グリーンローンなどのグリーンファイナンスを通じて調達するとしている。
同グリーンローンによる調達資金は,同社グループで再生可能エネルギー事業を展開するジャパン・リニューアブル・エナジーによる太陽光発電事業およびバイオマス発電事業のリファイナンス(開発,建設,運営,改修費用)として充当する。(’23 3/15)