2023年3月8日

出光興産,「2022年度切削・熱処理研究会」開催される

アーステック

出光興産は,2023年2月10日(金)にZoomによるオンラインで「2022年度切削・熱処理研究会」を開催,504名が参加した。

開催の挨拶で同社潤滑油二部潤滑技術二課長の白神 善隆 氏は,「出光興産では低炭素エネルギーや省資源・循環ソリューションの社会実装に取り組んでいる。潤滑油でもお客様のカーボンニュートラル実現に貢献するための提案や新規技術開発を含めた技術確立を強く推進している。今後もご要望を聞きながら一緒に脱炭素社会実現に取り組んでいきたい」と挨拶した。

午前中には熱処理と防錆油2件の講演があり,杉浦 崇仁 氏(出光興産)からは「熱処理油の水溶性化に向けた取り組み」と題し,水溶性焼き入れ液の冷却制御による焼き入れ品質改善事例を紹介した。田巻 匡基 氏(出光興産)は「金属加工ラインの生産性向上を可能とする水置換防錆について」,水系加工液が用いられる製造ラインの洗浄・防錆工程についてトラブル事例や水置換性に優れる油剤での対策を提案した。

午後からは切削3件の講演が行われた。中山 逸穂 氏(オーエスジー)は,「高能率化と加工品位向上を実現する切削工具の最適活用法」と題し,難削へと変遷する切削工具の最適な選定と活用法により低コストで実現する高能率加工や加工品位向上の事例を紹介した。山本 幸佑 氏(DMG森精機)は,「工程集約・自動化・DX化で推進する生産性向上とカーボンニュートラル」と題し,DMG森精機が2021年1月より日本を含む全世界でのカーボンニュートラルを達成した取組みの総括,生産設備の高効率化・省電力化技術として工程集約・自動化・DX化や,手間を要する切屑・クーラント・ミスト処理の最新技術などを紹介した。岡野 知晃 氏(出光興産)は「環境負荷低減に寄与可能な新規水溶性切削油の開発」,環境負荷低減ニーズが一層高まる中,補給量低減やロングライフ化による産業廃棄物量を削減可能な新規水溶性切削油の開発コンセプトと実用性能を報告した。(’23 3/8)

Related Posts

「2025洗浄総合展」開催される

「2025洗浄総合展」開催される

2025年12月3日(水)~5日(金)の3日間,東京ビッグサイト(東京都江東区)で「2025洗浄総合展」(主催:日本洗浄技能開発協会,日本産業洗浄協議会,日刊工業新聞社)が開催され,3日間合計で44,301名(同時開催展含む)が来場した。 同展は,日本唯一の産業洗浄に関する専門展示会で,本年は「2025国際ロボット展」「VACUUM 2025 真空展」「先端材料技術展 2025」「スマートファクトリー Japan 2025」「高精度・難加工技術展 2025」「表面改質展 2025」との同時開催で行われた。...

ENEOS根岸製油所が「第4回 ABINC賞 特別賞」を受賞

ENEOS根岸製油所が「第4回 ABINC賞 特別賞」を受賞

ENEOSの根岸製油所は,生物多様性の保全に大きく貢献する事業所や,新しい取り組みを行っている事業所に授与される「ABINC賞 特別賞(工場版)」を受賞したと発表した。 同製油所には,約6万平方メートルの広大な中央緑地があり,三渓園や本牧山頂公園,根岸森林公園に近接する立地を活かして,2016年から「工場の中の里山」づくりを目指した取り組みを進めてきた。2020年2月には中央緑地に対する「ABINC認証*」を取得しており,今回は特に生物多様性保全への貢献度が高い施設として同賞を受賞に至った。...

Share This