2023年2月22日

出光興産,畜産業における温室効果ガスの排出削減技術の実証に向けた支援を開始

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出光興産は,熊本県南阿蘇村,慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科,熊本県畜産農業協同組合連合会の三者が推進する「南阿蘇村 草原再生・あか牛復興プロジェクト」の取組みに賛同,同社100%出資の関係会社であるエス・ディー・エス バイオテックを通し,牛のゲップに含まれるメタンガスの排出削減に効果が期待される機能性飼料ルミナップ®の提供,ならびに給与方法に関する協力を行うことで,南阿蘇村の畜産業における温室効果ガス(メタンガス)排出抑制技術の実証を支援する。また,「企業版ふるさと納税」の制度を活用した寄付を行い,同プロジェクトの活動を支援する。

同プロジェクトは,南阿蘇村・慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科・熊本県畜産農業協同組合連合会の三者で提携された産学官協定「阿蘇の農畜産業と環境保全に関する相互連携協定」に基づき,組成された。この協定は,代表的な生産種である「くまもとあか牛」の放牧を通じた草原環境の維持(水源涵養力の保全)を実現するため,畜産業従事者の所得向上や育成,雇用創出など畜産業の持続可能性の向上に取り組む。畜産に起因する環境負荷の一つである牛由来のメタンガス排出抑制を図り,近年ニーズが高まる「エシカル(人や社会,地球環境,地域に配慮した考え方や行動)消費」に対応した持続可能な農畜産業の創出を目指す。(’23 2/22)

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