2022年12月21日

「第20回評価・診断に関するシンポジウム」が開催される

アーステック

2022年12月1日(木)~2日(金)の2日間,日本機械学会 機素潤滑設計部門は,日本設備管理学会,日本トライボロジー学会との共催で「第20回評価・診断に関するシンポジウム」(組織委員長:川合 忠雄 氏 大阪公立大学,実行委員長:藤井 彰氏 日本製鉄)を大阪公立大学杉本キャンパス(大阪市住吉区)で開催した。

同シンポジウムはメンテナンスに関するシンポジウムと合同研究会を,日本機械学会の「診断・メンテナンス技術に関する研究会」(主査:川合 忠雄 氏,大阪公立大学),日本設備管理学会の「最新設備診断技術の実用性に関する研究会」(主査:陳山 鵬 氏,三重大学),日本トライボロジー学会の「メンテナンス・トライボロジー研究会」(主査:本田 知己 氏,福井大学)という設備診断や設備管理,メンテナンス・トライボロジーといったメンテナンス分野に共通のテーマを研究母体とした3つの研究会が持ち回りでホスト役となり開催しているもの。「評価」「診断」に関心を持つ研究者・技術者が集まり,分野・業種・産学官の垣根を越えて,ニーズとシーズの情報交換を深めることを目的に毎年冬に開催しており,今回3年振りにリアル会場での開催となった。

今回は,「モデリング・システム」,「軸受」,「センシング・IoT」,「音響・振動・弾性波」,「潤滑・しゅう動」,「保全」に関する6セッション27の講演が行われた(写真1)。各セッションの終了後にはパネルディスカッションの時間を30分ずつ用意,講演時のスライドを元に質疑応答が行われるのがこのシンポジウムの特長の一つとなっている。(写真2)

講演会の模様-第20回評価・診断に関するシンポジウム
写真1 講演会の模様
パネルディスカッションの模様-第20回評価・診断に関するシンポジウム
写真2 パネルディスカッションの模様

また川合 氏による特別講演「MBDからMBI・MBMへ―デジタルツインへの展開―」,2日目の午後からは日本製鉄 関西製鉄所 製鋼所の工場見学(写真3)を行い,鉄道や自動車,船舶などの車輪や車軸の塑性加工・機械加工・組立設備を見学した。

次回は2023年12月に九州大学西新プラザ(福岡市早良区)での開催を予定している。(’22 12/21)

写真3 日本製鉄工場見学での記念撮影-第20回評価・診断に関するシンポジウム
写真3 日本製鉄工場見学での記念撮影

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