2025年7月16日

エボニックインダストリーズ, 2027年までにEBITDA10億ユーロの増額目指す

アーステック
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エボニックインダストリーズは,エッセンで開催されたキャピタル・マーケット・デーにおいて,戦略的成長における次なるステージについて発表した。具体的には,2つの新セグメントにおける差別化されたポートフォリオの構築,持続可能なイノベーション,バランスの取れた地域的フットプリント,互いを尊重するパフォーマンス志向の企業文化,という4つの戦略的重点分野に注力し,2027年までに営業成績と財務成績の大幅な改善を目指す。

今後,同社の主要財務指標となるROCE(使用資本利益率)は,約11%に引き上げる予定で,これを達成するために,調整後EBITDA(支払利息・税金・減価償却費控除前利益)を,基準年である2023年から10億ユーロ増額させる。この増額分は,「成長」プロジェクトとコストの「最適化」プロジェクトから等しく確保することを想定しており,近年大幅に改善しているキャッシュ・コンバージョン・レートは,40%以上の良好な水準を維持する計画としている。「成長」プロジェクトでは,新設プラントの稼働率向上と3つのイノベーション成長分野における新製品から約5億ユーロの増益を見込んでいる。「最適化」プロジェクトからも,さまざまなコスト削減プログラムを通じて,5億ユーロの増益を見込んでいる。(’25 7/16)

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