日本トライボロジー学会の会員提案研究会(旧第3種研究会)である「工作機械のトライボロジー研究会」(主査:野口 昭治 氏,東京理科大学)は,2022年9月22日(木)に名古屋大学 東山キャンパス オークマ工作機械工学館(名古屋市千種区)で第18回研究会を2年振りにリアル会場で開催,約40人が参加した。
今回会場となったオークマ工作機械工学館は,名古屋大学とオークマが10年以上前から連携し,「オークマ工作機械工学寄附講座」を2015年名古屋大学に工学研究科を開設,ものづくりの礎となる工作機械工学に関する教育・研究の振興を進めてきた。「オークマ工作機械工学館」は,世界的なモノづくりの中枢エリアである名古屋において,オープンイノベーションを加速し,工作機械に関する基礎研究の強化や寄附講座の充実,グローバルに活躍できる人材の育成の促進などを目的に,オークマから名古屋大学基金への建設費総額7億円の全額寄付で建設された。
当日は野口 主査の挨拶の後,下記3テーマの講演とオークマ工作機械工学館研究設備の見学や質疑応答が行われた。
- 「オークマ工作機械工学館の紹介」 中村 隆 氏(名古屋大学オークマ工作機械工学寄附講座・特任教授)
- 「社会課題と工作機械の対応について」 安藤 知治 氏(オークマ 研究開発部部長)
- 「送り駆動系の動的運動特性に及ぼす摩擦の影響」 佐藤 隆太 氏(名古屋大学オークマ工作機械工学寄附講座・特任教授) (’22 10/19)