UDトラックスは,(株)SmartHRが運営するクラウド人事労務ソフト「SmartHR(スマートエイチアール)」を採用し,デジタルトランスフォーメーション(DX)戦略の一環として,人事関連業務のデジタル化を進めている。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大などにより,同社は,書類による申請対応など従来型の労務管理業務は成り立たないと考え,デジタル化を軸とした業務環境の改善を進めている。労務管理や給与計算業務などの見直しを進める中,手作業の煩雑さ,膨大な紙の取り扱いによる生産性や業務効率の低下,現業に従事することに時間を費やすために未来志向のチャレンジに着手しづらい,などの課題が浮き彫りとなった。
課題の解決にあたり,多言語対応が可能なサービスであること,ITに不慣れな社員でも直感的に操作できる使い勝手の良さ,新しい働き方に合わせた業務のデジタル化を推進,不確実性が高い時代における戦略的人的資源管理を支援する「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」などのリソースマネジメント,などの要件を満たすシステムとして,クラウド人事労務ソフト「SmartHR」を選定した。
従業員約6000人を対象として3ヵ月で「SmartHR」導入を完了し,中途・新卒採用業務において年間換算で約10,000枚の紙の削減,および約40種類あった社内申請書類をSmartHR上で実現するなど,課題に対して大きな効果が出ている。(’22 8/3)